受講曲は以下のようになりました。
①モーツァルト作曲 コンサートアリアK.582
だれがわが恋人の苦しみを知ろう
②モーツァルト作曲 コンサートアリアK.583
私は行きます、でもどこへ
③ヴェルディ作曲 「オテロ」より
デズデモナの独唱 アヴェ・マリア
④プッチーニ作曲 「妖精ヴィッリ」より
アンナの独唱 もしお前たちのように小さな花だったら
モーツァルトのコンサート K.582 K.583は スペイン生まれのイ・ソレールが作曲したオペラ『お人好しな気むずかし屋 Il burbero di buon cuore』(台本はダ・ポンテと言われている)がウィーン・ブルク劇場で上演されるとき、モーツァルトが2つのアリアを挿入歌として作曲されました。イ・ソーレとモーツァルトはライバルでしたが、イ・ソーレがロシアのエカテリーナ女帝から招かれてペテルスブルクに移住していたために、モーツァルトが挿入歌を作曲したのです。
ヴェルディの「オテロ」の原作はウィリアム・シェイクスピアの悲『オセロ』です。全4幕のオペラで、Ave Mariaは第4幕で、オテロの妻デズデモナが不吉な予感を覚え、祈りを捧げる場面です。
プッチーニのオペラ「妖精ヴィッリ」はプッチーニ、第1作目のオペラです。遠い旅に出発する恋人ロベルトとの別れを悲しんで、 アンナは忘れな草の花束を、ロベルトの旅行カバンにそっと忍ばせる場面です。